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【1年で辞めた体験談】転職先が合わない30代|映像編集会社

クラウドワークスなどで集めた方の体験談です。

こちらの方のプロフィール
  • 31歳女性
  • 未婚
  • 前職は町役場の一般事務
目次

転職した経緯

前職は町役場に勤める公務員(一般事務)でした。
簡単に言うと、町長の方針に共感できなくなったからです。

最後に担当した広報はとてもやりがいがあって、現場に行くたびに出会う人との関わりが楽しかったし、広報誌の編集も楽しかったです。
その分広報誌へのこだわりが強くなっており、細かいところまで徹底的に見やすくしないと気が済まなくなっていました。

広報誌には2ヶ月に1回町長コラムを掲載していました。

これがあまりにも内容も町のトップが書くものにしてはくだらなすぎるし、そもそも「ですます」調と「だである」調を混同させた文章が気に入らず、前任者の先輩とまずは解読してからですます調に統一するのを手伝ってもらっていました。

そんなある日、町長から「口調を途中で変えるのは拘りだから、原文ままで掲載してほしい」と言われました。
私は課長と相談して一旦庁舎内の職員には町長の希望通り原文ままのもので校正を回しました。
すると、まるで私の教養が足りないとでも言いたいかのような暴言に近い訂正が大量に入りました。
しかし、それを踏まえて課長は苦虫を噛み潰したような顔をして「いいじゃん本人がこれで載せてほしいって言うんだし」と言いました。

これを言われた時に「こんな上の人間の言いなりになるような大人になりたくない」と思ったし、
「あんな町長のやる施策に私のお世話になった町民の税金が使われてるのか」と思うと腹が立ち、転職を決意しました。

ハローワークを見ていたら偶然地域のケーブルテレビ局が求人を掲載しており、そこのカメラマンとは現場で会うことも多く仕事のイメージがつきやすかったため応募しました。

辞めた理由

たくさんありますが、求人詐欺を行っていたことが一番大きいです。


まず、新しい職場に入る3日前に新しい上司から呼び出しがあり、「1年間国保でいてほしい」と言われました。
理由は、「外注したということにすれば補助金がもらえるから」という非常に会社都合のものでした。


求人票には、社保完備と記載があったし公務員の共済も脱退の意思表示をしてしまったあとでこんなことを言われるのは身勝手だなと入社前から思っていました。

そして入社3日前に上司から「土曜日は代休で」と言われて、求人票には「完全週休2日制」と書いてあったので意味がわからず確認すると、そもそもそれが嘘だと言うことが判明しました。


しかも、理由は曜日感覚がないお年寄りの顧客が電話をしてくるからというものでしたが、私が土曜日に出勤して電話をとったことはありませんでした。


メディアなので土日に出ることがあるのは承知していましたが、代休の概念がないことに絶望しました。

さらに、私と同期の社会人1年目の社員がいたのに、一般常識を誰も教えようとせず、彼が名刺交換のしかたをわかってないと思って教えていたら上司に「そんなこともできてなかったの?」と言われたときには「こういうことを教えるのもあんたの仕事だろうが!教えられないなら二度と新卒採用なんてするな!」と怒りたくなりました。

そして入って半年後には全然疲れが取れなくなっていて、最初は五月病のようなものかと思いましたがじわじわとその症状が酷くなっていって、病院に行ったら自律神経失調症と不安障害だと診断されました。


また、無意識にホームセンターで縄を購入していたこともあって、命の危機を感じたので退職(そもそも外注なので退職とは言えない)する決意をしました。

退職の伝え方と会社の反応

伝え方

まず、ハローワークに求人詐欺で困っている旨を電話しました。

すると、1週間以内くらいに社長に電話してくれたようで、社長に呼び出され「改善するから辞めないで」と言われました。


するとその1週間後くらいに事務の社員から夏季休暇の話が出て、「(私)さんは外注扱いだから夏季休暇は無しで」と言われました。


このときに改善する気はないんだと確信しました。

後日、契約書とハローワークの求人票を持って上司を呼び出して、「求人詐欺だと思ってるし、医師から仕事を辞めるように勧められている」と話しました。


辞める決心はしていたものの意思表示をどうしようか迷っていたときに、
私より後に入ったパートの女性が「chatGPTに無難な手紙を書かせて会社からの貸与品をレターパックに入れて送れば大丈夫だ」と教えてくれたことから、ついに正式に辞めることができました。

会社の反応

上司は普段感情を見せないタイプですが、「えっ何で?」と本当に驚いた顔をしていました。


でも体調が悪いと伝えると事の重大さに気づいたかのように「休職とかもできるから」と言ってきました。

結局休職してから、手紙と共に貸与品をレターパックで送って辞めましたが、パートの方2人が「今まで辛い思いをさせてごめんね。社長もきちんと確認したからもう大丈夫だよ」とラインをくれました。

その後の活動について

今、役場職員時代の仲間が起業の準備をしており、「私がやりたいことを達成するにはあんたの力が必要だ」とオファーをくれているので、転職活動はしていません。


体調が良いときに単発の派遣やバイトなどで対応して、なるべく貯金を減らさないようにしています。

正社員で働き続けることがすべてではない

必ずしも正社員フルタイムで働かなければならないというわけではないと思います。

自分が精神的にしんどくなって体を壊してまで、正社員で働かなければならないというのは無理をしている状態です。

生活に必要なお金を考えて、派遣やアルバイトなどで必要なお金を稼ぎ、精神的に楽に生活できる方に少し寄り道するのもいいのではないでしょうか?

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